失敗しない手作りの犬用首輪選び!正しいサイズ測定と注意点

愛犬にぴったりの手作り首輪を購入するために!正しいサイズの測り方と注意点

愛犬の首輪は、お散歩中の安全を守るための大切な命綱であり、愛犬が毎日身につけるファッションアイテムでもあります。特に、手作りやオーダーメイドの首輪を選ぶ際には、愛犬にぴったり合ったサイズを選ぶことが極めて重要です。サイズが合わない首輪は、愛犬の体に負担をかけたり、万が一の事故につながったりする危険性があるためです。安全で快適な犬用首輪を見つけるためには、まず愛犬のサイズを正確に測ることから始めなければなりません。

こちらでは、愛犬の首輪サイズの正しい測り方、首周り以外に測るべき箇所、サイズ調整の注意点をご紹介いたします。

愛犬の首輪サイズの正しい測り方

愛犬の首輪サイズの正しい測り方

愛犬にぴったり合った手作りの首輪を用意するために、まずは首周りの計測を正確に行うことが大切です。適切なサイズは、愛犬の健康と安全に直結します。

こちらでは、犬用首輪の測り方について解説いたします。

~ 首周りを正確に計測する基本手順 ~

首周りを測る際は、愛犬に負担をかけず、リラックスした状態で行うことが正確なサイズを出すための基本となります。

―必要な道具と愛犬をリラックスさせるコツ―

計測に必要な道具は、裁縫用の柔らかいメジャーです。愛犬が動くと正確なサイズが測れないため、計測前に優しく撫でたり、おやつを与えたりして、できるだけ落ち着いた状態にすることが成功のコツです。

また、立った姿勢よりも、座った姿勢のほうが測りやすい場合もあります。

―メジャーを当てる正しい位置―

首輪を装着する正しい位置は、首の最も細い部分ではなく、首と胴体の付け根に近い部分(通常、首輪が自然に落ち着く場所)です。この位置にメジャーを水平に巻き付け、毛を軽く押さえつけるようにして、愛犬の首周りの最も正確な実寸を測ります。毛のボリュームを考慮せずに測ると、出来上がった首輪が緩すぎたり、きつすぎたりする原因になります。

~ 「指2本分」のゆとりを持たせる計測の黄金ルール ~

測り出した実寸のサイズそのままの首輪では、愛犬にとってきつすぎます。安全と快適性を確保するために、首輪には適切なゆとりを持たせることが重要です。

―安全性を考慮したゆとりの作り方―

適切なゆとりの目安は、首輪と愛犬の首の間に、指が縦に2本入る程度です。指2本分のゆとりがあれば、愛犬が苦しく感じることもなく、万が一の際に首輪がすっぽ抜けてしまう危険性も減らせます。この指2本分のゆとりを含めた長さが、首輪の最終的なサイズの基準となります。

~ 犬種ごとの測り方の注意点 ~

犬種によって首の形状や被毛の質が大きく異なるため、計測にはそれぞれの特徴に合わせた注意点があります。

―皮膚がたるみがちな犬種や毛量の多い犬種―

パグやブルドッグなどの皮膚にたるみがある犬種や、シベリアンハスキーなどの毛量が多い犬種は、メジャーが毛や皮膚の下に埋もれてしまいがちです。メジャーをしっかりと皮膚に沿わせ、毛を押し分けて実寸を測るように心がけましょう。

―頭部が細いサイトハウンド系や大型犬―

ボルゾイやグレイハウンドなどのサイトハウンド系(頭部が細い犬種)は、首周りに対して頭が小さいため、首輪が抜けやすい傾向があります。首輪が喉を圧迫しないよう正しい位置で測ることに加え、抜けないよう十分な調整と装着後の確認が必要です。

また、力の強い大型犬の場合は、安全を確保するためにも、計測サイズに加え、首輪の強度も重視することが大切です。

首周り以外に測るべき箇所と計測ポイント

首周り以外に測るべき箇所と計測ポイント

犬用首輪のサイズ選びにおいて、首周りの計測が基本であることは間違いありませんが、安全で快適な首輪を選ぶためには、それ以外の計測ポイントにも注意を払う必要があります。特に、首輪の「太さ(幅)」は、愛犬の体に負担をかけず、首輪が抜けてしまうのを防ぐために非常に重要な要素です。

~ 首輪の「太さ(幅)」を決める重要性 ~

首輪の太さ(幅)は、愛犬の体にフィットする快適さだけでなく、緊急時の安全性にも大きく関わってきます。太さが適切でないと、皮膚に食い込んだり、逆にリードを引いたときに力が分散しすぎたりする可能性があります。

―犬種や体重から考える首輪の適切な太さ―

首輪の適切な太さは、愛犬の体重や体格に比例して大きくなります。

  • 小型犬(チワワ、トイ・プードルなど):首への負担が少なく、軽量な細めの首輪が適している
  • 中型犬や大型犬(柴犬、ゴールデン・レトリーバーなど):引っ張る力に対応し、力が一点に集中しないよう太めの首輪を選ぶことで、より高い安全性が確保される

手作りの首輪を選ぶ際は、愛犬の実測体重と犬種が持つ力を考慮し、最も安全な太さを考えることが大切です。

―太すぎる・細すぎる首輪のデメリット―

首輪が太すぎると、愛犬の首の動きを妨げたり、重さで負担になったりする可能性があります。逆に細すぎると、愛犬が急に引っ張った際に首に食い込んで気管を圧迫したり、力が分散されずに金具が破損したりするリスクが高まります。これらの注意点を理解し、愛犬にとって最適なバランスを見つけることが重要です。

~ 首輪の長さの最終調整に必要なポイント ~

手作りやオーダーメイドの首輪は、最終的な仕上がりサイズに、調整用の穴の位置を正確に反映させる必要があります。

首輪の全長を設計する際、基本の計測サイズ(指2本分のゆとりを含む長さ)が、首輪の中央の穴に来るように設計するのが一般的です。これにより、愛犬が太ったり痩せたりした場合や、換毛期などで毛量が変化した場合にも、前後の穴でサイズを柔軟に調整できるようになります。中央の穴を基準にすることで、首輪を長く使い続けられるのです。

換毛期や体型変化を考慮した犬用首輪の調整と購入時の注意点

手作りの首輪を愛犬が一年中快適に使うためには、一度サイズを計測して終わりではありません。季節による被毛の増減や、愛犬の成長・加齢に伴う体型変化に合わせて、定期的にサイズ調整を行う必要があります。

こちらでは、長期的な視点から見た首輪の調整と、首輪を購入する際の注意点を解説いたします。

~ 季節や成長による体型変化とサイズ調整の注意点 ~

愛犬の首周りのサイズは一定ではありません。季節の変わり目や成長期など、さまざまな要因で変化することを理解し、定期的なサイズ確認を行うことが重要です。

―換毛期による被毛の増減とゆるみの確認―

春や秋の換毛期は、被毛の量が大きく変化します。冬毛から夏毛に生え変わる時期は、首周りが急に細くなり、首輪が緩んで抜けてしまう危険性が高まります。逆に、冬毛が増える時期は、首輪がきつくなり、愛犬が苦しく感じることがあります。この時期は、指2本分のゆとりがあるか、毎日のお散歩前に確認する習慣をつけましょう。

―子犬の成長を見越した首輪の選び方―

子犬の場合は、体が急速に成長するため、数ヶ月単位で首周りのサイズが変わります。手作りの首輪を選ぶ際も、できるだけ調整の幅が広いものを選びましょう。

あるいは、成長に合わせて段階的に買い替える計画を立て、常に現在のサイズに最適な首輪を装着してあげることが大切です。

~ 手作り首輪の品質と素材に関する最終チェックポイント ~

手作りの首輪を選ぶ際、計測サイズが合っていることは大前提ですが、品質と素材に関する確認も怠ってはなりません。

―肌に触れる裏地や素材の優しさの確認―

手作りの首輪はデザイン性が高い反面、肌に触れる裏地や素材が硬すぎると、愛犬の皮膚を摩擦で傷つけてしまう可能性があります。特に皮膚が弱い犬種や短毛種の場合は、裏地に柔らかい素材が使われているか、縁の処理が滑らかであるかを確認することが、愛犬の快適性を保つうえで重要なポイントです。

―縫製・強度の最終確認と全犬種対応の考え方―

手作り品は、製作工程における縫製の強度が品質を大きく左右します。リード接続部など、特に負荷がかかる部分の縫い目がしっかりと補強されているか、使用されている素材自体に十分な耐久性があるかを確認しましょう。

FELINDが届ける手作り犬用首輪!快適さと丈夫さを両立

手作りの犬用首輪を購入する際には、首の付け根に近い位置を測り、指2本分のゆとりを持たせましょう。さらに、愛犬の体重や体格に合った首輪の太さ、換毛期などによる体型変化への調整を考慮することが、快適な手作り首輪選びには欠かせません。正確なサイズ計測を行うことで、愛犬に負担をかけることなく、万が一のすっぽ抜けの危険性も最小限に抑えることができるのです。

FELINDは、しなやかで丈夫なパラコード素材を使ったハンドメイドの犬用首輪をご提供しています。脱着が楽なハーフチョークタイプで、留め具で開く大きさを調整可能です。カラーも豊富ですので、手作りの犬用首輪をお探しの方はぜひお買い求めください。

~ 【犬用】ハンドメイドのスタイ・リード・首輪・犬服に関などするコラム ~

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